2017年06月01日

道に迷って困った時は元のところに戻ってみよう

おはようございます

最近はすっかり日の出が早くなって朝の医院への通勤もしやすくなった
院長の松尾です
冬だと朝は寒いし暗いしでなんとなく億劫になるのですが
初夏の朝は涼しくて清々しいいい気分になります


さて
今回もまたまた真面目な話題ですみませんが
スタッフとの話の中で
歯周病についての患者様に十分理解して貰えてないのではないか?
という意見が出たのでこれもいい機会 と思い
誰しも少なからず悩まされている歯周病について
当院でも日々当たり前のように治療にあたっているのですが
原点に返って改めて書いてみようかと思います


世間一般で言われている「歯周病」というのは17060101.JPG
文字通り歯の周りの歯ぐきや歯を支える骨や組織に
ばい菌が侵入して起こる炎症(腫れ)などの病気で
一般的には歯石がその原因と思われていますが
実際は歯石自体は問題ではなくその表面周囲や
歯ぐきの内部とその付近の歯の表面にこびりついている
ばい菌の固まり(バイオフィルム)が悪さをして
歯の周りで腫れを引き起こしています。

最初は歯ぐきが腫れる程度ですが
ばい菌の悪さが続くと歯を支えている骨やその骨と歯の根を繋ぐ靱帯(歯根膜)
が徐々に奥深くまで破壊されていきます
この間なかなか痛みなど自分で感じられる症状がなく密かに進んでいくところ
が歯周病の怖いところです

「痛くなってから治せばいいや」
で、有効な治療を出来ずに放置しておくと
歯周病は相当に深く進行してしまい
痛みや歯のぐらつきに自分でも気がつくようになる頃には
歯の周りの歯を支えている組織の1/2-2/3くらいまで破壊されてしまっている
ことが殆どです

残念ながら一旦破壊されてしまった歯を支える骨や靱帯は
いくら原因であるばい菌の固まりを取り除いても
腫れはひいて落ち着きますが元通りに再生することはありません
ですから酷い破壊が進む前にこまめにしっかり原因である
菌の固まりを歯科医院で取っていくことが唯一の予防策と言えます


日常的には
菌やその栄養源になっている食片を歯ブラシで磨き取ることで
ある程度歯周病の進行を抑えられるのですが
お口の中に居る歯周病の原因菌を清掃や消毒液でのうがい
で完全に根絶することは殆ど無理でしょう

歯は凹凸のある複雑な形をしていてその全てを磨ききることや
は殆ど無理でしょうし
被せもの詰め物の境界に段差やわずかでも隙間があると
そこに菌が停滞して取り除くことはほとんどできません
また、ばい菌の固まりであるバイオフィルムは
消毒液が染みこまないので消毒液うがいでばい菌をやっつける
ということはできません

ですから
虫歯や義歯、以前に当院でセットした詰め物被せものに異常がないかをチェックする
ためにも定期的にメンテナンスとして歯のクリーニング・歯石取りにお越しいただきたいというところが
私院長やスタッフの考えであります


当院ではいわゆる歯石取りの治療として
しっかり今のお口の中の状態をレントゲンをとって
歯の周りの歯を支える骨の吸収状態をチェックしたり(1-2年に1回程度)
歯周病の進行具合の目安となる歯と歯ぐきの境界にある溝
−歯周ポケットの深さの検査を行って(歯周ポケット検査)状態を調べてから
主に歯科衛生士(DH; Dental Hygienist)さんが担当して
毎回30-40分程度、しっかり時間をかけて清掃していきます
菌汚れ付着の多い方の場合は何回かに回数を分けて清掃していきます

DHさんもかなり頑張って汚れの除去清掃をしてくれていて
その後の患者さんのブラッシングをきちんとやっていれば
酷い汚れの付着もないのですが
それでもどうしても歯周病の進みが止まらない
というケースもあります

歯周病の進行が重症な方で
歯周病の原因菌がお口の中に多数存在していてブラッシングや
歯科医院での清掃でもなかなか取り除くのが困難なケースです
こういった方は定期的に歯科医院に通って歯石取り清掃をしていても
歯周病が何時までも落ち着かず時と共に歯周組織が破壊されて
歯がグラグラしたり痛くなって抜かざるを得なくなる歯が時間と共にポツポツと出てくる
歯科医院に通っているのにだんだんと入れ歯の歯の本数が増えていく
困ってしまいますね

このような方には歯周病の原因菌を調べて根本的に駆除する歯周内科治療をおすすめしています
その辺の内容についてはまた次回のブログで書くことにします


という次第で
今までみたいな診療以外での息抜きの話で書くネタに困っているので
歯科医院のブログとして本来書くべきであるようなネタに頼ることにしました
生来不真面目な性格なのでどうにもまともなネタでブログを書くのは
どうにもこそばゆい感じがします

とりあえず来月の書く内容も決まってるので一安心
ということで今回はここまで









posted by 松尾 院長 at 09:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
人気商品

Seesaaショッピング